ココヤシは4,000年以上にわたって人々に栽培されてきました。それは、この樹木が、根・幹・葉・実すべてに多様な用途を有しているからです。今日、インドやスリランカの人々からは「命の樹」と呼ばれ、広く赤道にそって栽培されています。
ココヤシの繊維は、ココナッツの胚を覆う保護材の役割をする5〜8cmの厚みのパッド上の繊維層から採取されます。ココヤシの繊維構造は、細いチューブ状をしています。軽くて柔軟性に富んだ性質は、このような独特の構造に基づいているのです。
実は、堅固な外皮に被われ、いかなる物質をも繊維層への進入をはばむとともに、繊維内の脂質がバクテリアの繁殖を妨げるので、腐りにくく、カビがはえにくい性質を有しています。強靭な磨耗耐久性、耐水性に加えて、吸音性や車椅子の通行にも適しています。長らくご使用いただいたあとは、自然に分解され、土に返るので、人と自然と地球に優しいエコロジー製品です。
糸は手で紡がれることが多く、独特の表情がカーペットの表面に見られるのは、このハンドツイスティングによるもので、自然のチャーミングなキャラクターとして人々に愛されています。
湿気を吸収・拡散する性質を有することから、室内をいつも快適にコントロールしてくれます。もちろん静電気も発生しませんので、近年はライブラリーやコンピュータールームに用いられるケースが増えてきています。
ドイツでは、日本の国会議事堂にあたる、ドイツ連邦議会大議事堂にも、ココカーペットが使用されています。

|